「がん」について がんとは もしもに備える 診断・治療の現状最新がん治療 身内や知合いの発病 「がん」になったら診察で注意すること 治療中の注意点 治療後の注意点痛みの緩和 身内や家族の発病患者の気持ち 「がん」が治るとは 完治と寛解(かんかい) 完治までの制約事項「がん」関連リンク 各種「がん」の説明 がん支援団体
疾患別 闘病記 がん情報【掲示板】 このサイトについて代表の略歴 皆さんへのお願いメールによる質問等
「がん」が治るとは> 完治と寛解(かんかい)


 がんの場合、治ることを「完治」「寛解」という表現で表します。
意味合い的に大きく違いがありますので、「完治した」「寛解した」という表現の違い、そして、なぜ再発するのかについて書かせて頂きます。




寛解とは

 がんの寛解状態(=完全寛解)の定義は、がん種によって異なります。
しかし一般的には、様々な検査でがんが確認出来ず、正常細胞に悪影響を与えない状態を寛解と表現します。
がんの場合、再発のリスクがありますが、治療をおこない寛解状態になったとしても再発の可能性がある時期(治療後5年間と言われています)のことを寛解と表現します。
腫瘍マーカーが正常で、画像診断がすべて正常であったとしても、がんの場合 治ったという表現を医学的には使いません。



「治癒、完治とは」

 寛解状態が一応5年続きけば、「完治、治癒」と判断されます。
一応と言うのは、5年以上経過しても再発することがあるからです。
しかし、再発のリスクは、寛解状態より少ないため、治癒した、完治したと言います。



なぜ「がん」が再発するのか

 がん細胞は、リンパ液や血液の流れに乗って遠くの臓器に転移し、活発に移動する性質をもっており、周囲組織に広がっていきます。これをガンの浸潤性増殖といいます。

がんの外科手術では、目で見えるガン組織からできるだけ離れて組織を切除することが基本で、それは目に見えないところまでがん細胞の浸潤が及んでいるため、取り残すと再発するからです。
がんの外科手術後の再発というのは、ガン組織を切除した局所に取り残しがあった場合と、すでにがんが他の臓器に転移していた場合に起こります。がんがどこかに残った場合、次第に増殖して多くは5年以内にそのほとんどが発症してしまうため、手術の後に補助療法(抗がん剤や放射線による治療)を追加して再発や転移を抑えます。

しかし、多くのがんは診断がつく頃には、細胞分裂をしており、活発に活動している一部のがん細胞だけが診断時に発見されます。その時には、大部分のがん細胞は休眠している状態で、休眠中のがん細胞にはあまり薬剤の効果が出ないため、抗がん剤だけでがんを治癒させることは困難なようです。
そして、休眠しているがん細胞が起き、増殖をはじめることで再発が起こると言われています。


がんの場合、治療が終了後3年間〜5年間は、3〜6ヶ月に再発検査を行います。この再発検査で厳重に追跡を行えば早期に再発を発見することができます。
(再発検査の期間や頻度は、がんの種類等により異なります)



   利用規約   画面の拡大方法      Copyright Cancer Network, All rights reserved.