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がん」の治療後

「がん」の治療が終わっても、患者さんの体調は急激に改善するわけではありません。
治療後も、抗がん剤や放射線のの副作用が残っているために、体調は徐々にしか良くなっていきません。
元の生活に戻るためには、社会復帰の準備やリハビリが必要になります。

厚労省が03年に実施した調査によると、がんと診断された時点で働いていた人のうち31%が依願退職し、4%が解雇されているという結果が出ています。治療による体力や気力の低下、退院後の通院治療などが重なり、治療中に退職をしなければならない例や、治療が長期化するため会社に迷惑を掛けたくないという思いで、退職する例も多いようです。
がんの治療が終わった多くの患者が、治療後 いかにして社会復帰するかという大きな課題を抱えています。




「すぐに体調は良くならない」

 抗がん剤や放射線の副作用は、予想以上に長期間続きます。
嘔吐、吐き気は数週間で治まりますが、体調不良や倦怠感は数か月続く場合があります。
あと、脱毛も治療後 数か月位してから毛が生えはじめます。
副作用で一番長期化するのは、末梢神経の痺れのようで、完全に痺れがなくなるまで数年かかる場合もあるようです。
私の場合も、最終治療日から1年経過した今でも、いまだに手足の痺れは残っています。
治療が終われば とても元気になるような感覚がありますが、がんの場合(特に、抗がん剤治療をおこなった場合)は、体調は徐々にしか良くならないと考えてください。



「治療後の計画を立てる」

 がんの治療も終わり、「やっと治療が終わった」という気持ちと反対に、社会復帰の大変さを感じる患者さんが多いと思います。
これは副作用の強さや、仕事の関係などで各自バラバラの状況だと思いますが、治療中は、生命保険などで何とかカバーできた生活が、治療が終わっても副作用などのために、すぐに仕事に復帰できない場合など、どのように生計を維持すれば良いかわからなくなることがあります。
治療中は、患者も家族も、病気を治すことしか考えられないのが現実ですが、治療が終わったあとは、どうするかを治療中から考えておかなければなりませんが、現実問題として、治療中な「病気を治さなければ」という事しか考えられないのが実情ですが、できるだけ早い段階で 治療後の事を考えておく必要があります。

特に、治療が長期化する場合は、治療前の環境と治療後の環境が大きく異なっていますので、
治療後の計画を立て、仕事復帰のための調整などは早めに行動しておいた方が良いと思います。

私の場合も、治療が終わって最も悩まされたのが社会復帰をいかにするかでした。
私の場合、余命宣告を受けた時点で 取引先に迷惑を掛けないようにと全ての仕事を整理し、その後約1年の治療に入りました。治療後も副作用が長く続いており仕事ができる状態ではありませんでした。
ここ数か月でようやく杖が必要なくなり、少しずつ社会復帰ができる状態ですが、最初の診察から2年の歳月が過ぎてしまっています。この2年の間に、景気は低迷し 世の中の状況や 仕事の環境も大きく変わってしまい、その変化に順応し社会復帰をおこなうのは大変なことです。


では、どのように社会復帰を考えれば良いのかを以下に書かせていただきました。
患者さんの状況等により異なる部分もありますが、ご参考にして頂ければと思います。


@ 復帰時期を予測する
  治療中から、治療が終わる予定の時期が分かりますから、追加治療を考慮した大枠の社会復帰スケ
  ジュールを想定します。現状の副作用がどれくらい続くのか、通院治療の頻度・治療に掛かる時間、
  定期検査の頻度などを医師に確認し、仕事に復帰できるであろう大枠のスケジュールを想定します。
  
A 処遇などを確認する
  治療中に、就業規則等のを確認し、復帰予想時期の処遇や条件などを確認します。
  休職扱い、休暇扱いなどの期限が定められていると思いますので、復帰時期と比較し、どのような処
  遇になるか、猶予はどれ位あるのかを確認します。

B 方向性を決める
  現職に復帰可能か、給与等の処遇は問題ないかなどを確認し、自分の求める条件に適応しているか
  など治療後の方向性を決めてください。
  仮に、現職に復帰できない、他の方向に進みたいと思われる場合は、自分に何ができるか どの方向
  に進みたいのかなどを考え治療後の方向性を決めます。

C 調整作業をおこなう
  治療後の方向性が決まれば、その方向性に進むための調整作業をおこないます。
  現職に復帰しするのであれば、上司に状況を伝え、復帰後の仕事の内容や事前に準備しておかなけ
  ればならない事項を確認し、定期的に治療状況を職場に伝えるなどして復帰に備えます。
  また、生活費等の調整が必要であれば、家族などと相談し調整をおこないます。

D 社会復帰
  治療が終われば、いよいよ社会復帰となります。
  治療中に予測したほど副作用もなく元気であれば良いのですが、当初 予測した以上に体調が悪いな
  どの場合は、社会復帰後も微調整をおこないます。



「生活の改善」

 がんの治療中、患者さんは 「なぜ自分は、がんになったのか」と考えたと思います。
大半の場合、自分の生活や行動を反省しながら治療をおこなったと思います。
治療が終わり、抗がん剤などの影響がなくなる頃から 生活習慣を改善することができるようになります。
健康のために、徐々に運動を始めよう。禁煙しよう。サプリメントを飲み始めようなど がんの再発を抑えるためにも、生活の改善を実現するようにしましょう。

注意としては、サプリメントや健康食品は、治療中に利用した抗がん剤などにより はじめて良い時期がありますので、定期検査で医師に確認をしてください。





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