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がん」と「癌」の違い

「がん」と「癌」とは意味が違います。
「がん」はいわゆる※悪性新生物全体を示します。
それに対して「癌」は上皮細胞が悪性化したものを示します。例えば、胃癌・肺癌・子宮癌・乳癌・大腸癌・肝臓癌などの上皮腫瘍が悪性化したものを癌(癌腫)と表現し、骨・筋肉などで悪性腫瘍があった場合(非上皮細胞が悪性化したもの)には、「肉腫」という表現を使います。例えば、骨肉腫・平滑筋肉腫・横紋筋肉腫などです。
「がん」ではあっても「癌」と表現しないものは、肉腫、白血病、リンパ腫などがあります。

一般的に「癌」も「がん」も同じと考えてしまいますが、病院や保険では 厳密に表現を使い分けている場合がありますので最初に覚えておく必要があります。ちなみに「ガン」は「がん」と同義語と解釈します。


※ 悪性新生物(あくせいしんせいぶつ)
   悪性腫瘍とも言われ、細菌、ウイルスのように外から侵入してくるものではなく、その人本来の細胞
   が変化し身体の内から発生したもので、がん並びに肉腫のことを言います。


がん細胞の特徴

がん細胞の二大特徴は、
@無限の増殖と周囲の組織への浸潤性の増殖、A血管やリンパ管を流れて遠い部分に転移を作ることです。
たとえば、正常な細胞が誤って血管に入っても破壊され、決して他の臓器に移って増殖することはありませんが、がん細胞はたとえ一個でも他の臓器に定着し、増殖する能力を持っています。これをがん細胞の播種といい、そこにがん病巣を作ることをがんの転移といいます。

がん細胞は、正常細胞に比較して急速に細胞分裂を行い増殖します。
正常な細胞は、細胞間同士が増殖抑制作用をおこなうため急激に増殖をおこないませんが、がん化すると増殖抑制作用がなくなり無制限に増殖をおこないます。
人の細胞は、寿命が短いものは24時間、長いもので10年で生まれ変わっていますが、がん細胞は寿命がなく生き続けます。



なぜ「がん」になるのか

私たちの身の回りにある有害化学物質やストレス、老化、その他さまざまな原因で「がん」の発症率が急激に高まっており、癌になる要因として遺伝、環境、食生活などが言われていますが、科学的に証明されたものは存在しないようです。
乳がんや大腸がんは肥満が関係すると言われています。また食道癌はアルコールや喫煙が関係しているといわれています。喫煙者は、非喫煙者の6倍の肺癌の罹患率があるといわれていますが、吸っていても肺がんに必ずしもなるわけではないし、吸わなくっても肺がんになる人も大勢います。

がんは、何らかの原因で正常細胞の遺伝子に傷が付き、がん細胞化することは分かっているようです。
正常細胞が「がん細胞化」することは特別なことではなく、誰の体内でもがん細胞化はおこっているようで、発生したがん細胞を排除する免疫力が衰えるとがん細胞が急激に増え 「がん」を発病するようです。

なぜ「がん」になるのかについては、医学、遺伝子学において世界的に研究が進められているようですが、まだ よく分かっていないというのが現在の状況のようです。研究の結果 子宮頚癌のように発病原因が解明できたものがあり、一部のがんで遺伝的な素因をもとに発症することはわかったようですが、大半の「がん」は明確な原因が分かっていないのが現状のようです。

原因究明は医師や研究者にお願いをして、私たちが知っておかなければならないことは、@免疫力が弱い時に発病する可能性が高い。A生活習慣を気をつけなければいけない。A遺伝により発病する「がん」があると言う事を忘れてはいけないようです。

以下に、がん化する仕組みが分かりやすく書かれています。
リンク: 国立がん研究センター 「がん情報サービス」 細胞ががん化する仕組み



                   生活習慣とがんの関連 (WHO/IARC)

関連の強さ リスクを下げるもの
(部位)
リスクを上げるもの
(部位)
確実 身体活動(結腸) ・たばこ(口腔、咽頭、喉頭、食道、胃、肺、膵臓、肝 臓、腎臓、尿路、膀胱、子宮頸部、骨髄性白血病)
・他人のたばこの煙(肺)
・過体重と肥満(食道<腺がん> 結腸、直腸、乳房 
 <閉経後>、子宮体部、腎臓)
・飲酒(口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、乳房)、
・アフラトキシン(肝臓)、
・中国式塩蔵魚(鼻咽頭)
可能性大 野菜・果物(口腔、食道、胃、結腸、直腸)
身体活動(乳房)
・貯蔵肉(結腸、直腸)
・塩蔵品および食塩(胃)
・熱い飲食物(口腔、咽頭、食道)
可能性あり データ不十分 食物繊維 大豆 魚 N-3系脂肪酸 カロテノイド ビタミンB2, B6, 葉酸、B12, C, D, E カルシウム、亜鉛、セレン非栄養性植物機能成分(例:アリウム化合物、フラボノイド、イソフラボン、リグナン) 動物性脂肪、ヘテロサイクリックアミン、多環芳香族炭化水素、 ニトロソ化合物


              ウィルスや細菌で発病する「がん」

ウィルス・細菌 がん名
ヒトパピローマウイルス16型、18型(HPV-16, 18) 子宮頸部扁平上皮癌
EBウイルス(EBV) バーキットリンパ腫
ヒトTリンパ球好性ウイルス 成人T細胞白血病
B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV) 肝細胞癌
ヒトヘルペスウイルス8型(HHV-8) カポジ肉腫
ヘリコバクター・ピロリ 胃癌および胃MALTリンパ腫

リンク:「gooヘルスケア 感染が引き起こすがん」

                    遺伝子原因で発病する「がん」

遺伝子 がん名
女性のBRCA1遺伝子 乳がんあるいは子宮がん
遺伝子MEN types 1, 2a, 2b 多発性内分泌腺腫(multiple endocrine neoplasia)
p53遺伝子の変異 骨肉腫、乳がん、軟組織肉腫、脳腫瘍など種々の腫瘍
Turcot症候群 脳腫瘍や大腸ポリポーシス
APC遺伝子の変異 若年期に大腸がん(家族性大腸腺腫症
hMLH1, hMSH2, hMSH6などDNA修復遺伝子 若年期に大腸がん(遺伝性非腺腫性大腸がん)
Rb遺伝子 幼少期に網膜内にがん
VHL遺伝子 若年期に高頻度に多発性多嚢胞腎を発症し、後に腎がん
原因となる遺伝子は不詳 家族内集積のみられる非アルコール性脂肪性肝炎、原発性胆汁性肝硬変による肝細胞癌

リンク: 財団法人 癌研究会「がんと遺伝子の関係性について」



各種の「がん情報」については、以下のホームページに詳しく解説されています。
リンク: 独立行政法人 国立がん研究センター 「がん情報サービス」



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